瘀血(おけつ)体質の方は、全身の血の巡りが悪くなっている状態です。
気虚を改善し、血を増やしてもストレスによる影響があると血流はよくなりません。
ストレスが加わると脳の視床下部が刺激を受け、自律神経の緊張を引き起こしストレスホルモンが分泌されます。
そのため、全身の血管が縮込まってしまい、血流が悪くなるのです。
瘀血体質の方が出やすい不調
・下痢と便秘を繰り返す
・偏頭痛がよく起きる
・シミ、そばかすが多い
・顔や唇の色が暗い
・自分の感情がコントロールできない
など
瘀血体質は、ストレスに過敏な方が多く見られます。
瘀血体質の傾向
血の流れが何らかの原因で滞ってしまっている状態です。
しかし、ドロドロ血液が原因で血流が悪い訳ではありません。
ドロドロ血液が高血圧を引き起こしやすいのに対して、
血が足りないスカスカ血液は低血圧を引き起こしやすいのです。
低血圧の方は、朝が弱いだけではなく、めまいや立ちくらみなどの症状が表れます。
また、瘀血体質の方は、イライラしやすかったり、PMS(月経前症候群)になりやすい傾向があります。
PMS(月経前症候群)は、生理の約2週間前になるとイライラしたり、自分の感情をコントロールをしにくくなったり、肌荒れやむくみがおきたり、頭痛を感じたりと、いろいろな不調が同時に起こります。
生理前は、黄体期と呼ばれる時期で、幸せホルモンのセロトニンの分泌が低下することが原因です。
血が増え、血流がよくなると、セロトニンが増えます。
セロトニンが増えることにより、PMSの症状が解消され、ストレスを感じにくい体になります。
できるだけストレスを回避するよう気をつけ、体が冷えないよう注意してください。
ストレッチやウォーキングなど、じんわり汗をかく運動をコツコツ続けることが大切です。
おすすめの食材
● 血のめぐりをよくする食材
しょうが、にんにく、タマネギ、らっきょう、サバ、青魚など
炒め物やスープなど温かく調理して摂ることをおすすめします。
●血の働きを助ける食材
トマト、皮付きのなす、パプリカ、パセリ、セロリなど